『BIG MACHINE』12月号
税込み価格880円 発行:内外出版
今月号では『F4エンジンの全貌』と題して、カジバ・ジャパンの協力でイタリアの『MVアグスタ』が搭載するフェラーリ設計の『F4』エンジンを分解しその内部に隠された魅力に迫る。このエンジンパーツの公開はどうやら世界初のよう。
95年に初公開となったF4エンジンは97年でプロトタイプが公開され、99年にやっとプレス向け試乗会が行われた。開発サイクルが遅く、設計思想がやや古い部分も見受けられるというが、細部にわたって独自のこだわりや先進性を備えているようだ。
ラジアルバルブや、並列4気筒初となるカセットミッションなどは、開発初期にフェラーリから与えられたアドバイスに基づくものだという。「フェラーリの優れた思想は生かしつつ、天才設計者『M・タンブリーニ』の思想を追求した」というこのエンジン、めったに見られるものでは無い貴重な資料になりそうだ。