自動車議連会長やっと就任……業界不安の人選

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自民党の国会議員202人で構成する自動車議員連盟は、臨時総会を開き、空席となっている会長に三塚博衆院議員の就任を決めた。

自動車議連の会長は、小渕恵三前首相が務めてきたが、今年5月に前首相が死去してから空席となっていた。三塚氏は、前首相とともに自動車議連発足時からのメンバーで、通産大臣、運輸大臣の経験を持つことから、会長に選任された。

前任の小渕前首相は、以前から自動車業界の発展に関心を持っており、歴代首相で初めて東京モーターショーに訪れたり、首相の多忙の身でありながら新年の自動車業界団体の賀詞交換会にも出席するほどだった。代わっての三塚氏は、自民党内での地位は高く、自動車に関係深い通産、運輸の大臣経験は持つが、自動車業界との関係で目立つものはそれ程無く、熱心でも無い。

自動車議連といえば、数ある議員連盟の中でも最も大きい1つ。自動車の税制改正などでは、議連が頼りの業界団体からは「三塚氏で大丈夫なのか?」と疑問の声が早くも出ている。

《レスポンス編集部》

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