【新時代『シビック』Vol. 3】期待のバリエーション展開

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新型『シビック』のボディ・フォーメーションは、モノフォルム、セダン、ハッチバック、クーペの4タイプ。世界各地域の市場特性に合わせて供給される。シビックにみる世界戦略を、開発責任者である本田技研工業の四輪事業本部・開発企画室、杉山智之参事にうかがった。

「まず欧州ですが、モノフォルムはボディ・スタイルでいうと、VW『ゴルフ』やフォード『フォーカス』と同じクラスにあたり、いってみれば現在のヨーロッパ車の主流になります。これを中心に、ハッチバックを配備します」

「一方、アメリカはサイズによってクラス分けがされていますが、セダンの『シビック・フェリオ』は、『ネオン』や『サターン』、最近ではフォーカスや『カローラ』などと同じクラスになります。このなかで、実はシビックは一番売れているんですよ。アメリカでは、このセダンと2ドアクーペをフォーメーションして、コンパクトクラスのトップブランドを維持したいと考えています」

各国それぞれマーケットの違いがあり、一番の売れ筋を投入するという。これには、需要のあるところで生産するという、ホンダのポリシーにのっとり、完成車現地生産をしいている。

ところで、国内はどうなのだろう。来月にはプラットフォームを同じくする新型ミニバンが登場するが、ついに3ドアハッチバックが姿を消し、MTもセダンの一部をのぞき、なくなったのは寂しい限り。

「モノフォルムは、今後日本でも売れ筋になるだろうと判断して、メイン車種として設定しました。あえてサブネームなどをつけていません。それにハッチバックは、来年秋には英国生産車を輸入します。国内はAT需要が高いので、思い切ってMTをなくしましたが、ヨーロッパはむしろ逆なので、ハッチバックはMTでいきます」

ということは、さらにバージョンアップした「タイプR」が、今度は英国から上陸することも? じつは杉山参事の愛車はタイプR。個人的には大好きという。「シビックシリーズは、これで終わりではありません。将来的にはもっとバリエーションを増やしていきたいと思います」 これは期待できますぞ。

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