持ち株比率がついに…。ダイクラの三菱支配確実に。

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持ち株比率がついに…。ダイクラの三菱支配確実に。
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三菱自動車工業は現在、先のリコール隠し問題に端を発する社長の引責辞任問題や、その後継人事、株式の出資比率の増大などについて、ダイムラー・クライスラー側と交渉を進めているが、持ち株比率を現行よりアップし、ダイクラから送り込まれた役員を副社長クラスのポストに置くことは確実な情勢になってきたと、日本経済新聞のWebサイトが報じている。

日経の報道によると、当初は34%の出資(株式取得)を予定していたダイクラが、三菱側へ数%の出資アップを提案しているという。これが実現した場合、ダイクラが確保する三菱の株は40%程度になると予想され、現在は共に34%程度で拮抗している持ち株比率がダイクラ側優位になり、結果として三菱への支配が強まると見ている。また、就任がほぼ内定された園部孝氏に次ぐナンバー2となる、最高執行責任者(COO)もダイクラ側から派遣され、就任させる方針で固まったとされる。

日産のカルロス・ゴーン社長も今回とほぼ同じ方法で日産に乗り込み、今では社長の地位を得ている。ということは、ダイクラもまずはCOOで乗り込み、最終的にはCEOの座を狙うということだろうか?

《石田真一》

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