ダイムラー・クライスラーはディーラー向けのインターネット・マーケットプレイス、「ファイブスター・マーケットセンター」の開設を発表した。この“市場”ではクライスラー、ジープ、ダッジの各ディーラーが製品、部品などをディスカウント価格で購入することができる。
このマーケットプレイスは、すでにパイロットプログラムとして一部ディーラーを対象に昨年9月に実施されており、その結果からダイムラー・クライスラーは全米のディーラーに対する同様のサービスを決定した。サービスが全国に行き渡ればダッジ、クライスラー、ジープの各ディーラーは年間数十億ドルのコストを節約できるという。
購入車両1台あたりの単価は、通常に取り引きされる場合に比べて少なくとも500ドルのディスカウント価格。大量に売れば売る程ディーラーの利益が増すというシステムだ。ダイムラー・クライスラーでも調達費用を電子商取引化することでコストダウンを図ることができる。
しかもサービスは車両だけではなく、従業員の制服、テレコミュニケーションシステム、ガソリン、オフィスサプライまでをカバーしており、インターネットで注文した翌日には配達が行われる。
ディーラーのマージンを増大させるためのサービスと言うファイブスター・マーケットセンターは2000年9月から実施される。