ミシガンにあるSPX社のサービス・ソリューション事業部では、走っているクルマの排ガス濃度を瞬時に判断、規制に違反しているクルマを取り締まる機械を開発した。この排ガス分析装置は特許技術を使用したもので、本来はNASAが衛星から大気汚染を調査するために開発した技術。
このシステムはライトビームによって排ガスの成分を分析する。しかもクルマは停止や徐行の必要はないので、規制値より高い排ガスをまき散らすクルマをその場で判断、写真撮影することができる。ちょうどオービスのように、レーダーに触れた瞬間に写真を取るので取り締まりが強化できるという。
同社ではこの技術を政府機関に売り込み、排気ガスの汚染源をつきとめるための手段として提供したい、としている。このシステムをハイウェイなどに設置することで排気ガス違反車を自動的に取り締まることができ、警察等の効率が上がる、としている。しかしスピード違反、信号無視と自動撮影の機械は多く、これに排気ガス違反の機械まで設置されるとなるとドライバーのストレスは相当のものになる?