三菱自動車は7日、NOxやPMなど、排ガス中に含まれる有害物質を大幅に削減できる新型ディーゼルエンジンの技術を開発、2005年から同社が販売するトラックに搭載することを発表した。
開発された技術は、最新のディーゼルエンジンによくある高圧噴射システム(=コモンレールシステム)をベースにしているが、三菱では従来型では1回だった噴射を、0.001秒間に2回噴射させるというシステムを開発。2回目の燃料噴射による燃焼で筒内にある有害物質を焼く。これによってNOx、PMは大幅に削減されるという。
東京都などがディーゼル車に対する規制を強めようとしている中、自動車業界は対策に追われているが、三菱はこのエンジンを他メーカーに積極的に供給していく方針だ。