ウィリアムズのテクニカルディレクター、パトリック・ヘッドは現在のチームについて「自分を含めてチームは、ライバルのどこよりもよくやっていると思う」と評価した。新エンジンサプライヤーのBMWがジョイントしたが、当初はセカンドグループを走れれば充分だと思われた。しかしシーズン約3分の1にあたる5レースが終了した時点でそんな心配はどこ吹く風。ウィリアムズは15ポイントでコンストラクターズ・ランキングの3位にいる。
しかしながら2位のマクラーレンとの差は27ポイント。インタビューでヘッドはチームが3位のポジションをキープするためにしなければならないことについてこう語っている。
「全部だよ。マシンを改良するのに1カ所だけをやればいいなんてことはない。明らかにエンジンはパワーアップしたし、マシンも軽量化している。それと同時にエアロダイナミクスも改善したし、重心も改善した。こういった些細なことの積み重ねがマシンを速くするんだ。改善の仕方もずいぶんよくなった。大変なのはトップの地位にいる時だよ。理由は、追いかける立場のほうがレースではずっと楽だということさ」