俺のクルマを探し出せ 〜NTTドコモ『いまどこサービス』とは

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「PHSが盗難車発見に一役」とは、5月10日付のニュースで既報のとおりだが、この際に活用されたのがNTTドコモの「いまどこサービス」という、位置情報通知システムだ。これはPHS端末のアンテナと、最寄の基地局から発する電波のやり取りを記録し、基地局のエリアとされる半径300mの程度で端末の現在位置を把握、地図上にその位置を示した上で、FAXや専用ソフトをインストールしたパソコンで利用するサービスだ。、

半径300mの精度を「なんだそんなものか」とバカにしてはいけない。この数値はあくまでも技術上の保証値に過ぎず、都心部など基地局が多くそのエリアが重なっている場所では探知精度が増すため、驚くほど正確に位置を表示することができる。

サービス対応にした通常のPHS端末でもこの機能を使うことはできる。しかし『P-doco?(ピードコ)』という名前の専用端末を使ってこそ、このサービスの醍醐味が味わえるというものだ。連続待ち受けはなんと600時間、25日間。端末の大きさは7cm×4cm、厚さ1.4cm。元は痴呆症などで徘徊する老人の衣服に「放りこむ」目的で開発されたため、違和感を生じさせない大きさとなった。このサイズであればクルマならどこでも設置可能だ。

事前に設定した暗証番号を入力しないとサービスは受けられないので、利用者以外に勝手に場所を把握される心配はない。暗証番号さえ知られていなければ、仕事のサボリも、浮気もバレることはない。

専用端末の本体定価は1万5000円で、月額使用料は980円。位置情報を受け取る料金は1回/10円となっている。 この程度の出費でクルマが守れるなら安いといえる。

《石田真一》

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