「新型Cクラスには20点以上の革新が見られる」と、メルセデスベンツ乗用車担当取締役のユアゲン・フバートはいう。例をあげるとウインドウ(サイド)・エアバッグ、アダプティブ・エアバッグ(運転席と助手席。乗員の体格や姿勢によって膨張速度をコントロール)、マルチ機能ステアリング・ホイールなどなど……。
インテリアのトリムや装備は3種類のパッケージが設定されている。まずベーシックにあたるのが「クラシック」、軽合金ホイールや本革ステアリングホイールなどを装備する高品質な「エレガンス」、ブルー・ガラスやインテリアのアルミトリムが特徴的な、ダイナミックな「アバンギャルド」である。
価格はガソリン仕様がC180の4万9880マルク/約260万円からC320の7万3660マルク/約380万円まで、ディーゼル仕様がC200CDIの5万1388マルク/約270万円からC270CDIの6万3452マルク/約330万円まで。
この数字は、先代モデル末期の価格と比べてC180で2436マルク/約12万5000円、C200CDIで2784マルク/約14万5000円の値上げになる。全体で約3%の値上げになると発表されたが、「バリュー・フォア・マネーでいえば、5%の値下げだ」とフバートはいっている。