チャイルドシートに子供を座らせる手、あれこれ

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日本自動車工業会が実施したチャイルドシートの使用実態調査で、チャイルドシートの利用が進んでいないという実態が明らかになった。事故発生や急ブレーキ時の効果を実感しているものの、近距離の移動や「子供がいやがる」などの理由があげられている。またチャイルドシートの使用を習慣化させる工夫やクルマに装着するときの不安感などに関する意見も多く寄せられた。4月からの着用義務づけに向け、自工会では普及啓蒙活動を強化する考えだ。

この調査は、自工会が昨年4月に春季交通安全キャンペーンの一環として実施したチャイルドシート・プレゼントの当選者1100人を対象に行ったもので、1026人から有効回答を得た。

チャイルドシートを着用したことにより、「子供に気をとられることなく運転に集中できるため、安全運転につながる」と答えた人は61%で、また、「実際にチャイルドシートの着用により子供が守られた経験がありますか」という設問に対しては、21%が急ブレーキをかけた時などに危険な目に合わずに済んだと答えた。事故体験も7件あったが、いずれも子供にはけがはなかったという。

一方で、チャイルドシートを必ず使用している人は55%。「していないことがある」の理由には、「近所など近距離の移動」「子供がいやがる」などを指摘する声が多かった。いやがる場合への対処法としては、「様子を見る」との回答が最も多く、「泣いてもそのままにして慣れさせる」「自分だけの特別な席だとわからせて気持ちを盛り上げる」など、習慣化させる工夫をしている。

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