ASEAN(東南アジア諸国連合)自動車産業の立てなおしのため、政府が国の予算を投入して人材派遣事業を行うことが決まった。日本の自動車メーカーや部品メーカーからASEAN駐在経験のあるベテラン技術者を数十人規模で2〜3年間、現地の部品メーカーに派遣するというもので、中小部品メーカーの生産技術、品質水準の向上が目的。2000年度内には実施される見通しだ。 自動車産業は部品メーカーで成り立っているといっても過言ではなく、今後ASEAN各国が自動車産業を発展させていくためには部品産業の育成はさけて通れない。ASEANに生産拠点を展開している日本メーカーにとっても中小部品メーカー対策はこれからの大きな課題だ。 |