【東京ショー速報 Vol. 32】『KIWI』フォーマット、いよいよカーナビ地図が共通化に

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かねてから噂のあったナビソフトの地図フォーマットが、いよいよ統一化に向け『KIWI』として動き出した。ナビソフトの共通化は、CDナビの『ナビ研』フォーマットがあるが、今回はDVDナビ用ソフトをを含めてのもので、トヨタや日産など、自動車メーカーまでも共同歩調をとるという。実現すればいままで以上に共通化の土俵が実現する。

地図のフォーマットが共通化されれば、カーナビごとに専用ソフトを購入するといった不便さは解決されるわけで、ユーザーにとっての利便性は大いに増す。「地図自体のオリジナリティが薄れる」という一部の声に対しては、地図以外にオリジナルエリアをもたせ、ここに各社のオリジナル機能をもたせることになりそうだ。このオリジナル部分での互換は保たれないが、カーナビとしての地図を使った機能はそのまま互換性が保たれるわけで、早ければ2000年末にも対応ナビが登場する可能性がある。

これらの地図のデータを供給する住宅地図メーカー・ゼンリンのブースには、このコンセプトを知らせるデモを展開。これから広がるナビソフトの共通化に向けてゼンリンが大きく関わっていることをアピールしていた。


《会田肇》

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