
ディーゼル車規制直前でトラック業界がアタフタ
10月からスタートする1都3県のディーゼル車運行規制をひかえ、トラック業界から悲鳴があがっている。使用過程車に取り付けるDPF(粒子状物質減少装置)の供給が追いつかず、「このままでは10月以降、条例の基準を満たさないトラックが全体の半分に達する」という予測も。

国や都が、道路環境対策の強化をまとめる…方針は不透明
国土交通省、関東地方整備局、東京都、首都高速道路公団は30日、東京地域の沿道環境を改善するための方針を共同でまとめた。昨秋の「東京大気汚染訴訟」で国と都の責任を認める判決が出され、扇国交相が対策を指示していた。

ディーゼル運行規制まであと3カ月---東京都が取り締まりプランを公表
東京都は23日、排ガス規制実施後の取り締まりプランを公表した。事業所への立ち入り調査のほか、警視庁と共同で路上取り締まりも行う。生鮮市場や自動車ターミナルなどトラックが集まる場所で抜き打ち的に車両検査などを実施し、違反車を追跡調査する。

バス廃部品を無断で持ち出しオークションに!!
東京都交通局は22日、新品に交換されたことで廃棄対象となったバスの部品を持ち帰り、インターネットオークションに出品・売却していたバス運転手が存在することを認め、処分の検討を行っていることを明らかにした。

弁当代とタバコ代は乗客持ち!? バス運転手
東京都交通局は11日、葛西自動車営業所に所属する37歳のバス運転手がバスに設置された料金箱を不正操作し、現金を引き出していたとして同日付で懲戒免職処分としたことを明らかにした。被害額の確定が終了した段階で警視庁に被害を届け出るという。

トヨタ『DPNR』、東京都の実験をクリア…新長期排ガス規制
東京都の自動車公害対策部計画は30日、トヨタ自動車のディーゼル乗用車『アベンシス』を使って2002年3月から03年3月まで1年間実施した、都内の走行試験の結果を発表した。都内の渋滞の多い交通環境下で、合計1万km走行した結果、2005年からの新長期排出ガス規制をクリアする排ガス性能が確認できたという。

【新聞ウォッチ】首都の道路が危ないぞ、環七など突然陥没の恐れ?
交通渋滞でイライラする以外は、日頃心配せずに走っていた東京都23区の道路が、突然陥没する恐れがあると、きょうの読売が一面トップで大きく報じている。環状七号線などの道路の地中に、崩落する危険性のあるコンクリート制水路が大量に埋設されていることが、都の調査で判明したからだ。

「不正軽油NO!」作戦、東京都が成果を公表
東京都はこのほど、『不正軽油撲滅作戦』の実績などを公表した。路上や工事現場などでディーゼルトラックの燃料を抜き取り調査したところ、2000年度には最悪で25%を超えていた重油・灯油の混和検出率が1%に激減した。キャンペーンの成果や、今年4月から硫黄分50ppmの軽油が市場に導入されたことなどが理由という。

ディーゼル排ガスと花粉症の関係
東京都の委託を受けて、ディーゼル排ガスと花粉症の関連を調べていた調査委員会(会長=柳川洋埼玉県立大学長)は、妊婦がディーゼル排ガスを吸い込むと、生まれてくる子供がスギ花粉症になりやすい、とする調査結果をまとめ、都に提出した。

【新聞ウォッチ】石原都知事が圧勝、ディーゼル車対策「今まで以上に過激」
朝日は「語る改革、実現どこまで」と、選挙中の石原氏語録を取り上げているが、例えば、ディーゼル車の規制問題。都の基準を満たさない車両はこの10月から走行が禁止されるほか、違反車には罰金が科せられる。石原都知事は「政府は規制できるのにやらない。国を訴えます。訴訟してぶん殴るしかない」と選挙中も独特の言い回しで語っていたが……。