
数の上ではこちらが圧倒的なのだが……言いようのない道路族の“不安”
道路関係四公団民営化推進委員会がまとめた提言に対し、道路族ら建設推進派から続々と反対の声があがり始めた。自民党の道路調査会は、高速道路の早期整備を決議。高速道路建設推進議連も「民営化委の最終報告にとらわれず、地方の理解と協力を得て整備を進める」などとする決議を採択した。

高速道路、いよいよ税金で建設か---国交省らが検討開始
高速道路の建設を国が直接行う案を国土交通省と自民党が検討していることが10日、明らかになった。今後、年間2000億−3000億円の規模で高速道路建設に国費を投入する方針だ。道路関係四公団民営化推進委員会の提言に従う場合、高速道路建設費が大幅に削られることになるための措置。

2人乗りオートバイの規制緩和に“待った”〜来年度が正念場
一時は決まりかけていた2人乗りオートバイの高速道路通行規制撤廃が先送りになった。待ったをかけたのは、自民党の笹川副幹事長。改正道路交通法の提出前、“規制撤廃派”の小里氏と協議し、安全性や暴走族問題に改めて懸念を示し、協議が物別れに。この結果、法案を提出するはずだった内閣委員会が流会になった。

実現するか自動車減税---異例の自民党内集会
自動車業界団体らで構成する自動車税制改革推進フォーラムは28日、自民党本部内で緊急集会を開き、複雑な自動車税制の見直しや、ガソリン税などにかかっている暫定税率の廃止などを訴えた。

「これ以上の税負担はおかしい」自動車業界18団体が自民党に乗り込む!!
日本自動車工業会など、自動車業界団体18団体は、11月28日に自民党本部で「自動車税制改革緊急集会」を開くと発表した。道路特定財源が暫定税率を適用されたまま地下鉄整備に転用される見通しなため、自民党で抗議行動を起こす。

えっ、自民党が暫定税率廃止を内部検討?
ガソリン税などにかかっている「暫定税率」問題で、自民党の経済産業部会はこのほど、条件付きながら暫定税率撤廃を求める方針を決めた。同じ自民党では、国土交通部会が暫定税率の5年延長を求める方針を確認済みだ。

暫定税率のカベは厚い---自民党部会が延長要望
自民党国土交通部会は13日、揮発油税などにかかっている暫定税率の5年間延長を決めた。11日には自動車業界が暫定税率の撤廃を求めて総決起大会を開き、自民党からも甘利明筆頭副幹事長が参加して「皆さんの言葉を受け止めたい」などと発言したばかり。

【新聞ウォッチ】自民税調、あすから議論、「軽の優遇税制」はどうなる?

“あり方”を検討しつつ、結局は利権死守〜与党道路族
自民党の『高速道路のあり方に関する検討委員会』はこのほど、『高速道路のあり方に関する5原則』をまとめた。現行制度をほぼ追認する内容で、永遠に来ない「無料解放」をエサに高速道路を建設し続けたい道路族の思惑が透けて見える。

道路族、道路公団改革抵抗に次の手---特別チーム発足へ
自民党道路調査会は21日、政府の第三者機関と並行して道路公団の民営化問題などを議論する特別チームを与党3党で作ることを決めた。党執行部に実現を働きかけていく方針。