『プリウスPHV』を2月に購入して以来、自分の例がそうであるように7~9年落ち程度のガソリン車オーナーがプリウスPHVに買い換える、という前提でPHVの価値について考察してきた。しかし、PHV販売の実情は少し違うようだ。
『プリウスPHV』で感じたハイブリッドシステムの完成度はマイナーチェンジモデルの『プリウス』と同じ印象であった。
トヨタ自動車が2012年4月、米国での納車をスタートさせた『プリウスPHV』。一方、GMが2010年末に発売したプラグインハイブリッド車(PHV)、シボレー『ボルト』。両車の米国における最新の販売結果がまとまった。
EVモードが終わってしまうとこの車の楽しみがなくなってしまうわけではない。『プリウスPHV』はハイブリッドシステムと車の一体感が増している、というのが全体的な印象だ。ここでは『プリウス』(ZVW30型前期モデル)との比較で主にHVモードの変化を伝えていきたい。
トヨタ自動車が『プリウス』をベースに開発したPHV(プラグインハイブリッド車)、『プリウスPHV』。同車の英国第1号車が、トヨタ自動車の豊田章一郎名誉会長から引き渡されたことが分かった。
ディーラーにあった普通充電設備で『プリウスPHV』を充電すると約2時間ほどで満充電の表示が出た(スペック上は約90分)。さっそくEV走行可能距離をチェックしてみると「18.7km」と予想を大きく下回る距離。カタログで謳っているのは「26.4km」だから8km近く少ない。
2月16日の納車から、7月31日現在までの167日間でPHVを利用した日数は111日にわたった。専用アプリ「eConnect」を利用すると、この111日間で日々それぞれ何km走行しているのかがわかる。1日の走行距離と燃費の関係をグラフにしてみると興味深い結果となった。
実は個人的な体験としてバッテリーで走行することに対してイマイチ懐疑的だった。
PHV購入後の最初の夏。7月が終了した。8月、そして9月とまだまだ夏は続くが、寒かった2月から7月にかけての走行ログを紐解きPHV利用の実態に迫りたい。
イードが運営する自動車ニュースサイト「レスポンス」(本誌)と教育ニュースサイト「リセマム」は共同で夏休み自由研究企画を実施する。
関西では夏の電力消費ピークに電力が足りないという理由で、福井県の大飯原発を再稼働させて国内外の議論を巻き起こしている。PHV乗りならば電力ピークシフトを心がけた、夏のクルマとの付き合い方を目指したい。
『プリウスPHV』は、HVの『プリウス』に対してその容量を3倍以上も上げたリチウムイオンバッテリーを搭載しているのが特徴だ。
『プリウスPHV』を数日使用してみた。ハイブリットそのものは大変スマートなクルマだと日頃から高く評価しているが、PHVとなると更に興味があった。
現実的なEV走行が可能になった『プリウスPHV』を7日間使用したところ、通常の『プリウス』以上の低燃費性能を実感した。
7日間、合計422km、『プリウスPHV』とともに過ごした。