尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件で、映像をインターネット上で流出させた43歳の海上保安官だが、その報道と政府の見解が微妙にずれはじめた。例えば、データの保管状況だ。馬淵国交相は12日の閣議後会見で、こう話した。
ニコニコ動画が「尖閣映像流出事件」に関するアンケート調査を実施。流出事件により映像が見られたのは「よかった」が81.9%と8割を超える人が評価していることなどがわかった。
大畠章宏経産相は11日の閣議後会見で、中国漁船衝突事件のビデオ流出について、馬淵国交相にも責任があるのではという記者の質問に、こう答えた。
10日、鈴木久泰海上保安庁長官は夜中まで庁内に留まった。海上保安庁のある国土交通省には身内の情報流出に緊迫した空気が流れている。
海上保安庁は9日、中国漁船衝突事件の逮捕ビデオがインターネット上に流出した事件を被疑者不詳のまま警視庁に告発した。まさかその翌日に足下の職員から重大な告白がなされるなど想定外だったからなのか。
中国漁船と海上保安庁巡視船衝突ビデオがインターネット上に流出した事件で、海上保安庁の職員が「自分が流出させた」と、上官に告白していることがわかった。鈴木久泰長官が衆議院予算委員会の集中審議で明かした。
前原誠司外相は5日、流出したとされるビデオに対して中国当局から反応があったことを明らかにした。
「事実確認はすぐにできるでしょう。おそらく海上保安庁が撮ったものであると、私は映像を見た感じでは思う」
いったい撮影された情報は、どのような状態で保管されていたのか。5日夜の鈴木久泰海上保安庁長官の説明からは、インターネット以前の古典的な情報管理が想像されるものだった。
「私どもが撮影したものかどうか、今慎重に調査している」。鈴木久泰海上保安庁長官は5日夜の会見で、こう語った。額に流れる一筋の汗が、事態の重大さを物語っていた。
尖閣諸島沖で中国漁船と海上保安庁の巡視船が衝突した事件に関し、巡視船側から撮影した複数の動画が、動画共有サイト「YouTube」にアップロードされている。
沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、検察が中国人船長を処分保留のまま釈放したことを「適切ではなかった」と思う人が70%以上に達するなど、菅内閣の支持率が急落しているという。
尖閣諸島沖の日本領海内で起きた中国漁船衝突事件。逮捕された中国人船長の拘置延長が決まったことを受けて、中国側の一方的な対日報復措置が強まり、日中関係が冷え込む気配をみせている。
海上保安庁は、全国の験潮所で観測している「潮位情報」を、携帯サイトでリアルタイムに提供するサービスを16日より開始した。
三井造船は、玉野事業所で竣工した海上保安庁向け1000t型巡視船「あまぎ」、「すずか」を引き渡した。