海外ブランドが受け入れられにくいと考えていた日本だが、割り切りのいいUIや長年の実績が反映された自車位置精度、基本を抑えたナビ機能、そして圧倒的なコストパフォーマンスで着実に人気を広げてきたのがGARMINだ。
PNDの最もベーシックなカテゴリーである3.5インチクラスの分野で、使い勝手を追求したUIと確かな自車位置精度で着実な支持を得ているのがGARMINだ。最量販の『nuvi250』シリーズの後継として、この春『nuvi205』が登場。このモデルの狙いと、今後の商品戦略について聞く。
さて、nuvi205の実売価格は2万円台半ば。しかし、安いからといって予算で妥協して選ぶ製品ではなく、積極的に選びたくなるだけの魅力を持っている。その魅力とは低価格でも基本性能で国産モデルに負けない実力であり、また製品としての完成度の高さだろう。
海外メーカーながら日本でも一定の人気を獲得することに成功したのがGARMINだ。エレクトロニクス機器で海外メーカーが日本市場に食い込むのは、一部の例外を除いてきわめて難しい。それほど難しい日本市場に進出したGARMINの魅力とは。それは『nuvi205』を見るとよくわかる。
2008年のPND世界出荷台数は4100万台。そのうちの33.7%(1380万台)を占めているトップメーカーがGARMIN。ここ日本においても、UIや自車位置精度、そして優れたコストパフォーマンスで人気を広げてきた。
日本に戻って即、イタリアに戻った。そこで、もう一度、GARMINを使う機会があった。イタリアはミラノ郊外でアルファロメオのレンタカーに乗っていたが、不慣れなイタリア語のナビゲーションガイドだけでは不安だったので、ガーミンも同時に利用してみたのだ。
フランクフルトを出発しておよそ2時間。迷うことなくシュツットガルトの街中へ入ると、夕刻のラッシュアワーで軽い渋滞に見舞われる事に。
nuvi205Wのディスプレイは4.3インチと小さく、そこに表示される地図情報はもともとたかが知れたもの。そこで最近は、「音声案内された場合にのみ、表示を確認のため画面に目をやる」というのが自分の使い方の基本になっている。
今度はnuvi205Wを海外へと連れ出してみる事に。目指すはドイツ・シュツットガルトの南方で行われるポルシェの試乗会開催地。日本から直行便でフランクフルトへと降り立った後、そこから片道で200km強と目される目的地までを、nuviを頼りに往復してみようという算段だ。
レポーター歴は約30年になるというのに、ハッキリいって市販カーAV関係の取材経験はゼロ。それどころか、若い頃は年代モノの欧州車を乗り継いでいたので、いわゆる“カーステ”を使ったことがあるくらい。そこで、敢えて素人視点からnuvi 205Wを使うまでの過程を紹介しよう。
ヒュンダイは9日、ニューヨークモーターショーで『Nuvis』(ヌービス)発表した。同社の次世代SUVを示唆するコンセプトカーで、巨大なガルウイングドアや環境性能に優れるハイブリッドシステムが特徴だ。
欧米流に言えばPND、日本流では“メモリーナビ”と呼ばれるこの種のアイテムを使うのは、当方にとって初めての体験。とはいえ、「スイッチはひとつなんだから説明書に目を通すまでもないだろう」と早速それをスライドさせてみる。
おそらく、初GARMINのシチュエーションとしては、最も辺鄙な場所で使い始めたうちの一人じゃないだろうか。日本で最低限の作動確認をし、ヨーロッパ用の地図SDカードを手に入れて、取る物も取り敢えず日本を旅立った。向かった先はスペインカナリア諸島のテネリフェ。
ヒュンダイは1日、コンセプトカー『Nuvis』のティーザーキャンペーンを開始、8日に開幕するニューヨークモーターショーで正式発表される。Nuvisは未来の高級クロスオーバーの提案である。
海外のモーターショー取材の際に、必ず持って行くガジェットがある。GARMIN(ガーミン)のPND(パーソナル・ナビゲーション・デバイス)だ。日本唯一の海外対応PNDである。