ジャイロユニットを搭載したことによる安定した測位が人気のソニー『nav-u』。北米ではこのジャイロユニットを搭載する上位機種の「NV-U83T」と、ジャイロユニット非搭載の廉価版モデル「NV-U73T」の2機種をラインナップする。
NV-U2ではACC・MP3オーディオプレーヤー、ビデオプレーヤー機能が加わった。ソースはメモリースティック経由で音楽や動画を再生することができる。音声再生は内蔵スピーカーかイヤフォンになる。
ナブ・ユーでは従来モデルからVICS情報に光ビーコン方式で対応している。たしかに、ワンセグの現実的な視聴可能エリアを考えると使用シチュエーションは限定されかもしれない。それなら、より実用的なVICSによる渋滞情報のほうがよっぽど必要だという考え方もある。
旧製品で評価の高かった自車位置精度は、新型でジャイロセンサーが追加され、さらに性能が向上した。交差点の右左折、トンネル走行、ビルの陰などでの自車位置の追従は舵角情報、バックギア情報を読み取っている据付型ナビに匹敵する性能だ。
ソニーのポータブルカーナビ、『nav-u』(ナブ・ユー)の新型「NA-U2」が明日(21日)発売される。新型では旧製品にくらべて本体奥行きが大幅に薄くなっている。使い勝手などはどうなったのか、テスト機を入手したのでさっそく検証してみたい。
ソニーは10日、4.8インチワイドディスプレイと2GBのフラッシュメモリを内蔵したパーソナルナビゲーション『nav-u』の新製品「NV-U2」を発表した。発売は11月21日で、価格はオープン。
ソニー『nav-u』(ナブ・ユー、NV-U1)は、カタログによると、GPS電波の途切れるトンネルの中などでも、独自の制御により、表示が止まったり道をロストすることがないというが、今回、長いトンネルでの走行を試せなかった。
ソニー『nav-u』(ナブ・ユー、NV-U1)は別売のビーコンユニットを取り付ければ、VICS情報にも対応する。ただし、FM多重放送には対応していないので、VICSの電波ビーコンと光ビーコンの情報を受信するものだ。
ソニー『nav-u』(ナブ・ユー、NV-U1)のカーナビ機能はどうだろうか。まず、驚かされたのは、起動の速さだ。DVDはおろかHDDカーナビよりも速く地図が表示される。これは、地図情報の読み出しがメモリーからなので当然といえば当然だ。
ソニー『nav-u』(ナブ・ユー、NV-U1)は、そのルートガイドとナビゲーション機能も、ポータブルナビとは思えないくらい、据付型ナビとの違和感がなかった。
ソニー『nav-u』(ナブ・ユー、NV-U1)は地図情報やカーナビソフトを内蔵のメモリに保持している。このメモリには本体地図として全国地図が格納されているが、住所検索が番地までで号での検索ができないものだ。これはメモリ容量による制限だ。
欧米では、ポータブルカーナビは、ゴムの吸盤でフロントウィンドウに取り付けるのが一般的だが、日本の道路交通法では、フロントガラスに視界を妨げるものの装着を禁止している。
ソニーは以前、本体が車から着脱可能でPCなどとリンクできるカーナビ製品を出していたが、その後日本のカーナビ市場からは撤退していた。しかし、米国ではカーナビ製品の開発と販売を続けていた。
ナブ・ユーでは、GPSでの測位に加えて、進行方向や横方向の動きを加速度センサーで、上下方向の変化は気圧センサーでフォローする世界初のハイブリッドポジショニングシステム「ポジションプラス」を新たに採用している。
ナブ・ユーに内蔵しているフラッシュメモリ容量は512MBで、サンヨーのミニゴリラ(1GB)などに比べても小さい。しかし、本体内のデータは用途に合わせて変更でき、またメモリースティック(MS)を利用すれば施設と住所のデータ拡張も可能だ。