新型VW『ジェッタ』(23日に日本発表)のホイールベースは2575mmとゴルフと同じながら、トランクのみならずフェンダーやドアも専用部品だ。大きく弧を描く長いルーフは、兄弟ブランドのアウディほどは丸くなく、広い居住性を視覚にも訴える。ハイデッキのトランクは、大容量を暗示する。
新型VW『ジェッタ』(23日に日本発表)のフロントグリルは、バンパーを挟んで上下にV字型に広がるワッペングリルが特徴だ。これは、既に『ゴルフGTI』で採用され、今春発売予定の新型『パサート』にも採用される。
VW『ジェッタ』といえば外見からもひと目でわかる大きなトランクルームが特長だった。ところが4代目『ボーラ』にかけて容量は減少してしまう。今回の5代目ではトランクルームの容量が大幅にアップ、往年のジェッタの特長も復活している。
新型VW『ジェッタ』(23日発表)のプレゼンテーション図版は、メルセデスベンツ『Cクラス』、BMW『3シリーズ』の隣に、VWと同じグループのアウディ『A4』を並べ、そのすぐ下に新型ジェッタをポジショニングしている。
『ヴェント』『ボーラ』と違う名前を名乗っていた、フォルクスワーゲンの『ゴルフ』兄弟車セダンに『ジェッタ』の名前が復活した。
『ジェッタ』日本発表の席上、フォルクスワーゲングループジャパンの梅野勉社長は「上級セグメントへ本格挑戦開始」を訴えた。具体的なラインナップ展開としては「春までに新型『パサート』」との発言もあった。
新しくなったVW『ジェッタ』のユーザー層は30代後半から40代を狙っているという。フォルクスワーゲングループの池畑氏によればその中でも「クルマに対して実質的な価値を求め、ブランドなどではなく、中身も大事」と考えている層だという。
VW『ゴルフ』兄弟車の3ボックスセダンは、初代、2代目が『ジェッタ』、その後『ヴェント』、『ボーラ』と名前を変えてきたが、23日に日本発表された新型セダン、全世界で名前を統一する、原点に返るということで、再びジェッタの名前になった。
フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、スポーティセダンの『ジェッタ』を2月7日から発売すると発表した。エンジンは2種類のFSI直噴エンジンを採用し、ターボチャージャー付の2.0リットル「T-FSI」エンジンと、先進のギアボックスである6速DSGとを組み合わせた。
NHTSAとは異なる独自のクラッシュテストを運営するIIHS(高速道路安全のための保険会社協会)は、VWからの申し出により、2005年モデル『ジェッタ』セダンのクラッシュテストを行った。VWではこの結果を自社のTVコマーシャルに使用する予定。
VW:フォルクスワーゲンは24日、コンパクトサルーン『ジェッタ』の写真を公表した。ハッチバック『ゴルフ』の兄弟分となるセダンであり、『ボーラ』の後継となる。車名は世界統一でジェッタと呼ばれ、欧州市場では復帰になる。