トヨタ自動車の張富士夫社長は9日の『マークX』の発表会で、各社の高級セダンの投入によって「セダン市場は活性化するだろう」と述べ、セダンの復活に期待を表明した。
トヨタ自動車は、『マークII』の後継車として新型セダン『マークX』」を開発し9日に発表、全国のトヨペット店を通じて同日より発売した。張富士夫社長は「FRセダンとしての本質を原点から追求した」という。
『クラウン』大人気に続き、ホンダ『レジェンド』に日産『フーガ』と相次いで高級セダンが発表された。各社が主張するのは輸入高級セダンを凌ぐ価値を持つこと。その中でもよく引き合いに出されるBMW5『シリーズ』やメルセデスベンツ『Eクラス』。
トヨタ自動車販売店の千葉トヨペットでは、「さよならマークII/最後の展示即売会」を9日から17日まで開催している。新聞折り込みチラシやホームページによると、『マークII』の名称がなくなるのだという。