『インターナビ・プレミアムクラブ』には、会員ごと(実際にはクルマごと)にIDが付与され、インターネット上に設けられた自分の専用の「パーソナル・ホームページ」にアクセスすることができる。
ホンダは2004年までに『インターナビ・プレミアムクラブ』対応機をほぼ全車種に設定。約30%のライン装着率を目指すとしている。だが、この中に軽自動車は含まれていない。メーカーオプションでインターナビ対応機は設定されないことになっている。
様々な機能を搭載した『インターナビ・プレミアムクラブ』対応のDVDナビだが、ユーザーの立場でその凄さを実感するには、秋に発売が予定されている新型『アコード』の発売を待たねばならない。
使用中のカーナビの地図データを最新のものに入れ替えようとしたとき、意外な出費となってしまうのがディスク代。情報量が多いDVDタイプだと、地図の更新だけで2万円近い出費を覚悟する必要がある。しかし、インターナビならその心配は無用だ。
『インターナビ・プレミアムクラブ』のサービスコンテンツを活用できるナビゲーションシステムは、今年秋に発売が予定されている新型『アコード』から装着が始まる。同社のナビとしては初めて『WindowsCE Automotive』をOSに採用しているのも特徴。
ホンダ『インターナビ・プレミアムクラブ』対応のカーナビゲーションで、VICSによるリアルタイムの交通情報や、ニュースや天気予報のコンテンツをダウンロードする場合、ユーザーが普段使っている携帯電話を使うことになる。
インターナビ・プレミアムクラブでは、従来のカーナビの枠を越えたサービスが提供される。それゆえ、販売方法も従来とは若干違ってくるようだ。
インターナビ・プレミアムクラブでは、走行距離をキーにしてディーラーとユーザーをつなぐ試みがなされている。
この『インターナビ・プレミアムクラブ』は、従来の「ホンダ純正カーナビ+『インターナビ』サービス」を融合・発展させたサービス。その中でもっとも注目すべきポイントは、新・道路交通情報の採用である。これは同時に、既存のカーナビからも大きく進化した部分だ。
2001年6月、VICSは日本道路交通情報センターと共同で情報提供事業者への道路交通情報の提供を始めた。これにより、事業者はユーザーにとって使い安い状態に加工し、提供することが認められるようになった。
「インターナビ・プレミアムクラブ」は、これまでのカーナビ活用型情報サービスの機能をさらに向上させたものとなる。オンデマンド型の交通情報サービスが柱となるが、このナビのユーザーに対し、地図DVDの無料更新を年に一度行うサービスも提供される。
『インターナビ・プレミアムクラブ』の主要機能のひとつに、消耗品などのメンテナンス時期を自動通知する機能がある。各車の走行距離をインターナビ情報センターが監視しており、適切なタイミングでメールやWebのマイページで通知する、という機能だ。
ホンダは、新開発の音声認識対応カーナビゲーションシステムと携帯電話の融合により、新双方向情報ネットワークサービス「インターナビ・プレミアムクラブ」を、2002年秋発売予定の新型『アコード』から開始する。このサービスは新車登録時から初回車検時まで3年間は無償。