自民党との連立政権構想を巡り、「政治的混乱のけじめをつけたい」として、民主党の小沢代表が突如、辞任表明した。きょうの各紙が1面トップで報道、昨夕は一部地域で号外も配られたほどである。
自民党の新総裁選に福田康夫・元官房長官が選出され、党執行部の主要人事も決まった。福田氏はきょうの国会で第91代の首相に指名され、ただちに組閣に着手。夜にも新内閣が発足する見通しだ。
参院選での自民党の歴史的大敗から一夜明け、主要企業のトップが表明した安倍政権に対する声を、きょうの各紙が取り上げている。ホンネでは「予想以上の与党の大敗に改革路線の停滞を懸念する声が強まっている」(日経)。
全体相場は4日ぶりに小反発。先週末の米国株安、参院選の与党惨敗を受けて安く始まったが、急速に悪材料出尽くし感が台頭。幅広い銘柄に買い戻しが入り、自動車株はほぼ全面高となった。
日本自動車工業会の張富士夫会長は、自民党が歴史的惨敗となった今回の参議院選挙についてコメントを発表した。「日本経済のさらなる成長に向け、改革が継続されることを願っている」。
第一党になった民主が東京選挙区でも2議席を確保した一方で、自民は自動車業界が支持した保坂三蔵氏が落選、安倍首相推薦の新人の丸川珠代氏が当選するというハブニングが起きた。
第21回参院通常選挙。注目は改選数が4から5に増えた東京選挙区。20人の候補が出馬を予定するなど大激戦となるからだ。自民党は3選を目指す保坂三蔵氏に加え、新人の前テレビ朝日女子アナの丸川珠代氏の2人を公認。
BMWグループは、水素自動車の『Hydrogen 7』をドイツの自由民主党のギド・ヴェスターヴェレ党首に貸与したと発表した。BMW AG科学及び交通政策部門のトップのクリストフ・ハース氏から貸与された。
ブレインズスポーツジャパンは、5月5日に筑波サーキットにおいて「ポイントグリーンカップ2007」を開催する。主要な自動車メーカーのECOカーが一堂に集まり、自由民主党モータースポーツ振興議員連盟会員の現役国会議員がハンドルを握り、環境問題の重要性とその取り組みを広くアピールする。
自民・公明の与党が2007年度税制改正大綱を決定した。きょうの朝日、毎日、東京が1面トップ、各紙も大きく取り上げている。気になる自動車関連の税制改正をみると、道路特定財源の見直しでは、業界が求めていた揮発油(ガソリン)税などの暫定税率引き下げが見送られた。
安倍政権発足後、初の国政選挙は自民が完勝、追い風ムードが漂っているが、安倍首相の財政運営の最初の試金石となるのが、道路特定財源の一般財源化問題。その議論が「月内から本格化する」ときょうの日経が報じている。
道路特定財源の見直しを検討していた自民党のプロジェクトチームが、一般財源化の範囲や時期など具体案の決定を年末の2007年度予算編成時まで先送りすることを決めた。827万人に及んだ反対署名や約6万3000人のアンケートで示されたユーザーの声は重かった。
政府・与党は22日午前、「財政・経済一体改革会議」の初会合を首相官邸で開いた。この会議は、6月にまとめる「骨太の方針(経済財政運営と構造改革に関する基本方針)」に向け、政府と与党(自民、公明)の方針をすり合わせるのが狙いだ。
日本自動車工業会などによる自動車税制改革フォーラムや石油連盟などが共同で、道路特定財源の一般財源化に反対する街頭キャンペーンなどを展開することになった。5月11日に東京・大手町で反対のビラ配りや共同記者会見を行うほか、自民党や関係官庁に要望書を提出する。
原油高や米ハイテク株安、衆院千葉七区補欠選挙の自民党候補敗退など不安材料が重なり、全体相場は急反落。平均株価は今年最大の下げ幅となり、1万7000円台を割り込んだ。円相場が1ドル=115円台に急進したことも嫌気され、自動車株は全面安。