日産ブースでは、2003年の実用化を目指した、高速通信ネットワークシステム『2003i』と、2005〜2010年を見据えた“ネットビークル”『ideo(イデオ)』を展示している。
車載緊急通報サービスの『HELPNET』は、現在地情報をカーナビに頼るため、カーナビとの併用が前提となっていた。こうした状況の中、松下通信工業では携帯電話に接続するだけで『HELPNET』サービスが利用できる単独車載機を発表した。
BMWのブースでは、8年ぶりにフルモデルチェンジするという、フラッグシップセダン『7シリーズ』を展示している。日本で2002年春に発売する予定というこの7シリーズには、車内のさまざまなスイッチやレバーなどを従来のクルマよりも減らし、運転操作に必要な機能をハンドルとその周辺に集中して、ドライバーがより運転に集中できるという、“iDrive(アイドライブ)”というコンセプトを導入している。
カーナビがDVD、HDDとメディアをどんどん高容量化させる中、最新の地図を通信によって必要なだけダウンロードするタイプのカーナビも注目されている。ケンウッドのブースでは、液晶TVほどの大きさのボディに直接『P-in Comp@ct』を差し込み、必要なだけ地図データをダウンロードするシステムが参考出品されていた。
様々な車載機能を実現する車載コンピュータ『AutoPC』が、日本市場向けにもいよいよ来年中にも投入されそうな見通しとなった。
9月のテロ事件以来ますますひどくなっているニューヨークの交通渋滞だが、すでにカリフォルニアで行われているユニークなITでこれを解消しよう、という試みがある。ニューヨーク市の電力供給会社とフォードとか共同で行う『シンク』カーの貸し出しがそれ。
ITSジャパンでは、「社会人のためのITS講座」を11月14〜15日の2日間、東京の主婦会館にて開講する
国土交通省は、今年度から5年計画で検討を始める第3期ASV(先進安全自動車)計画で、通信を活用し、特定地域内で動作させるスピードリミッターの実用化を狙うことを明らかにした。渋滞路の抜け道になっている住宅地の道路や事故多発地帯で作動させることを想定している。