開幕戦のオープニングラップで8台がリタイヤする大混乱を引き起こしたバリケロ(フェラーリ)とR. シューマッハ(ウィリアムズ)の衝突について、FIAのコミッショナーはレーシング・アクシデントと断定、ペナルティなどは課されないと発表した。
デンソーは、2002年度に会社として支援するモータースポーツ(4輪、2輪)を決定し、5日これを明らかにした。全日本GT選手権での「トヨタチームサード」や、CARTでの「ウォーカーレーシング」など。
デビュー戦となったオーストラリアでのレースでミカ・サロが6位に入賞。新参入のチームとしては93年のザウバー以来となる初戦でのポイント獲得に、トヨタ陣営は歓喜に包まれた。
次戦マレーシアGPから参加チームが12に増える可能性が強まった。オーストラリアGP開催中にイギリスのビジネスマン、チャールズ・ニッカーソンが破産したプロストGPを買収することが正式に発表された。
2002シーズン開幕戦、オーストラリアGPの決勝が3月3日メルボルン、アルバートパーク・サーキットで行われた。スタート直後、先頭を行くバリケロにラルフ・シューマッハが激突。ラルフのマシンが宙に舞い、約半数のマシンが巻き込まれる大クラッシュとなった。
オーストラリアGP初日は9位、13位という結果に終わったジョーダン・ホンダ。セッション終了直前にはジャンカルロ・フィジケラのマシンがテクニカル・トラブルのため止まってしまったが、両ドライバーとも感触には満足しているよう。
初日のセッションで6位タイムを出し、周囲を驚かせたトヨタ。「セッションは本当に予定通り進んだよ。最初はウェットだったから、ちょっと苦しむだろうと始めから予想していた。ダウンフォースが足りないし、ウェットタイヤでの経験が少ないからね」とミカ・サロ。
いよいよ2002年シーズン、オーストラリアGPが開幕し、金曜日は2度のフリー走行が実施され、ミハエル・シューマッハ率いるフェラーリ勢がトップを独占した。