歴史に裏打ちされた伝統を今に受け継ぐベントレー。その新型『フライングスパー』は全長5295mm、全幅1976mmという堂々たるボディを持つ。
ベントレーのスポーツモデルであるコンチネンタルGTにはオープンボディのGTCの設定もある。クローズドルーフのGT V8が1990万円なのに対し、GTC V8は200万円高の2190万円の設定だ。
プジョー『208』に追加された「GTi」は軽快感にあふれたクルマだ。シリーズの頂点に立つスポーツモデルで、搭載エンジンは馬力で表示すると200psの実力だから、相当にスポーティなクルマだが、がちがちに固めたモデルでないのが良いところ。
何も聞かず、何の資料ももらわず、メーターを確認することなく『X5 xDrive35d』に乗ったなら、このクルマがディーゼルエンジンを搭載するクルマだと気づく人は少ないだろう。
フルモデルチェンジしたBMW『X5』のラインアップには、「M Sport」のほかにもうひとつ、個性を際立たせたバリエーションが用意される。それが「xLine」だ。
現行型のBMW『5シリーズ』は2010年にデビューした。従来型までの5シリーズは、スポーティ・セダンとしての評価が高かった。その価値はすでに市場に認知されただけに、現行型はスポーティかつエグゼクティブ・セダンとしての価値を磨きあげている。
フェイスリフトを受けた最新『5シリーズ』の新旧デザインは、例によって非常にマニアックな差だ。
『クラブマン』ではなく『クラブバン』。2013年中に追加されたMINIのバリエーション中、地味ながらもひときわ個性を放つモデルである。
あのBMWがSUV!?……と、軽い衝撃を覚えた初代から数えて早3代目。後発ライバル車も数多く登場したが、全世界で130万台以上を販売したという『X5』が、また新しく生まれ変わった。
2014年モデルの『レンジローバー』のラインアップが改められた。エンジンでは、これまでの5リットルV8に代わり、新たに3リットルのV6スーパーチャージド(340ps/450Nm)を新設定。トランスミッションは副変速機付き8速ATで、JC08モード燃費は8.5km/リットルとなっている。
小さいクルマのポジションは微妙だ。ここ10年、飛躍的にこのカテゴリーのイメージは向上したとはいえ、相変わらずある種の呪縛がつきまとう。
新型『レンジローバー・スポーツ』のトップモデルがこの「Autobiography Dynamic」だ。シリーズでは唯一の5リットルのV8スーパーチャージド(510ps/625Nm)を搭載。1260万円の価格設定もシリーズ最上位だ。
新車種だった『イヴォーク』が感覚の水先案内人の役を果たしていたせいか、新しい『レンジローバー・スポーツ』のスタイルは、初対面でも違和感はまったくなかった。現行レンジローバーに対しホイールベースは同じだが全長が150mm短く、全高が65mm低いという。
10月17日付けの商品改良で、『CX-5』のアルミホイールの塗装色が、同系色ながら“より深みのあるシルバー”に変更された。実にマニアックな外観上の識別点だ。
2012年に発売されたプジョー『208』はやや苦戦気味の販売状況にある。日本市場にジャストフィットする仕様が用意されていないためだ。そんな中で設定されたのが『208 XY』で、これも完全に日本向けとはいいにくいが、独特の存在感を持つモデルである。