警察庁交通指導課は、全国で行われた「年末年始の初日の暴走」についての概要を発表した。全国の検挙人員は467人(うち逮捕者12人)。昨年より検挙人員で74人、逮捕者で12人の増加で留めることに成功した。
警視庁の「年末年始初日の出暴走対策取締り」で検挙されたのは28人だった。そのうち「逃亡の恐れあり」と逮捕に至ったのは2人。いずれも昨年12月30日夜8時から今年1月3日朝8時までの期間に都内で検挙された人数だ。
大黒ふ頭パーキングエリアの封鎖が、年末から年始にかけて行われた。この封鎖で神奈川県警は何を守ったのだろうか。1日未明3時過ぎ、パーキングエリアを追われた暴走車は大黒ふ頭を降り、鶴見警察署連絡所の目の前で約1時間にわたりルーレット走行を繰り返した。
年間死者6871人という低水準で抑えることのできた要因の1つが、最多発地域での死亡事故減少だ。北海道は前年比で82人、約2割死者数を減少させ、13年間死者数ワースト1という汚名を返上した。大阪府も45人減少させ、ワースト5圏外へ脱出した。
このところ減少傾向にある年間交通事故死亡者数が、昨年、49年ぶりに7000人を下回った。警察庁交通企画課の発表によると、2005年中の、事故発生から24時間以内の死亡者は6871人。
警視庁は、31日午後4時から「初日の出暴走対策」を開始した。毎年、大晦日から元旦にかけて、富士山を目指し暴走を試みる車両を高速道路上から排除し、交通秩序を維持するための一斉検問だ。1月3日まで続く。
今年3月、岩手県遠野市内の県道で、くしゃみをした際にハンドル操作を誤って大型バスを歩道に進入させ、小学生2人を死傷させたとして業務上過失致死傷の罪に問われた56歳のバス運転手の男に対する判決公判が27日、盛岡地裁遠野支部で開かれた。
今年5月、熊本県熊本市内で駐車中のクルマに約5時間に渡って放置された1歳の男児が熱中症で死亡した事件で、検察庁・熊本地検は26日、この男児の両親である男女2人を重過失致死罪で在宅起訴した。
過去の違反歴から免許証更新時に有効期間を3年間とされた千葉県在住の男性が、千葉県公安委員会を相手に行政処分の取り消しと、それによる免許証の有効期間変更を求めた行政訴訟の控訴審判決公判が26日、東京高裁で開かれた。裁判所は男性の請求を認めた一審の千葉地裁判決を破棄。請求を棄却している。
26日午後、埼玉県川越市内の国道16号線と国道254号線の交差点で、左折してきた大型トラックが7歳の女児が乗る自転車と衝突する事故が起きた。女児は全身を強く打って間もなく死亡したが、トラックを運転していた若い男は現場から逃走している。