12日早朝、鹿児島県大口市内の国道268号で、走行中の大型トラックがハンドル操作を誤り、橋の欄干を突き破って約8m下に転落した。トラックを運転していた50歳の男性は収容先の病院で死亡している。
鹿児島県警・大口署によると、事故が起きたのは12日の午前5時20分ごろ。大口市小川内付近の国道268号で、50歳の男性が運転する大型トラックが道路左側の路外に逸脱。そのまま橋の欄干を突き破って、崖を滑り落ちるようにして約8m下に転落した。トラックは運転席部分が大破。運転していた男性は車外に放出され、車体から約20m離れた場所で発見されて近くの病院に収容されたが、首の骨を折っており、事故から約6時間後に死亡している。
現場は緩やかな右カーブで下り坂。トラックは対向車線側に一度進入していたが、運転手がこれを回避しようとした結果、ハンドルを切りすぎて道路左側の欄干に直撃したものとみられている。
このトラックには、積荷として硫酸約1800klが搭載されていたが、タンクに損傷はなく、自然環境への流出は確認されていないという。