試乗が叶い、とくに乗り心地の進化の度合いの大きさに目を見張らされた今度の『ヴェゼル』。そこで開発にまつわる思いの丈や裏話(?)を、ご担当の竹澤憲一郎さん、佐藤敏秋さんのお2人に伺ってみた。
3代目『ゴルフ』の日本での発売開始は1992年4月16日。今から実に32年前のこと、手元にあるこの時のプレスリリースには、まだヤナセとVAJ(フォルクスワーゲンアウディ日本=当時)の名が併記されている。
試乗車は『アリア』のB9 e-4ORCEプレミア。今年3月、NISMOとともに発売開始となったシリーズの上位グレードで、91kWhの高出力を発揮する駆動用バッテリーを搭載。前後2モーターの4WD車で、一充電走行距離はWLTCモードで560kmだ。
開発責任者の奥山貴也LPLによれば「デザインを始め、e:HEVのエンジン制御、ダイナミック性能、世界観まで、『ヴェゼル』としてどうあるべきかを極めた」のだそう。今どきの言葉遣いで言えば“まるっと進化させた”のが、今回のマイナーチェンジという訳だ。
カタカナ表記すると「ヒプノス・プラグインハイブリッド」がモデル名の試乗車は、今年になりシトロエン『C5 X』に加わった、新しい特別仕様車である。
今では懐かしい銘柄のひとつでもある日産『ローレル』。その中でも今から40年前の1984年に登場した5代目(C32型)は、いかにもこの時代のハイオーナーカーらしく仕立てられた高級車だった。
1980年登場の初代が『ブルーバード』(910型)をベースとしたのに対して、この2代目の『レパード』は『スカイライン』(R31型)をベースに誕生した。登場は1986年2月、トヨタから2代目『ソアラ』が登場した翌月のことだった。
社内コード「E87」と呼ばれた初代BMW『1シリーズ』は、2004年7月に本国ドイツで発表、同じ年の10月から日本でも発売された。それまでの『3シリーズコンパクト』に代わり、BMWがCセグメントに本格参入を果たした初のモデルでもあった。
初代『ヴェゼル』の登場は2013年12月19日のこと。SUVの力強さ、クーペのあでやかさ、ミニバンの使いやすさ、さらには燃費性能まで、ジャンルの枠を超えた多面的な価値を高次元で融合させたまったく新しいクルマ(当時のニュースリリースより)として登場した。
ご多分に洩れず近年のメルセデス・ベンツのモデルも、EVやSUV系の話題が多い。とはいえ“型にハマらないクルマ”に乗りたいユーザーは決して少なくないはず。そんなニーズに応えてくれるのが『CLA』だ。