MGローバーは、基幹セダンであるローバー『75』とともにFRスポーツカーのショーモデルを積極的にアピールしていた。ローバー75をベースにFRプラットフォームを用意する計画が進んでいるようだが、BMWから追い払われた英国メーカーの意地を、ぜひとも見たい。「数だけが商売ではない」ことを証明してほしいものだ。
日産のV8エンジンを搭載したショーモデル『タリスマン』はもちろん人気だったが、『ベルサティス』、『ラグナ』といった市販のニューモデルも、本気で「クルマ選び」をする人たちには好評だった。前回とはちがって、ブースのカラーコーディネートは白と銀。
ホンダは、今シーズンのイギリスF3チャンピオンを獲得した佐藤琢磨が、ジョーダン・ホンダのドライバーとして2002年からF1グランプリにフル参戦すると本日正式に発表した。
トヨタの高級車部門だが、アメリカでのイメージとはちがって、ヨーロッパではそれに「スポーティ」というキーワードが加わる。人の出入りを見ていると、『IS300』(日本名『アルテッツァ』)が一番人気。やっぱり、この国ではFRスポーツセダンがウケるのだろう。
一般ユーザーにはクルマを触らせない。それが「選ばれた人」のためのクルマであり、簡単に触れないからこそ、夢が広がるのだろうか。ランボルギーニのブースは、あたかも猛獣を檻に閉じこめたかのようなムードだ。
ロシアのラダは、去年のパリ・サロンではスポーツセダンのデザイン・スタディを披露したが、今回は市販モデルのみ。韓国勢がひしめくホール9にブースを構えた。