外国人レンタカー事故4.5倍、国交省が右折対策

訪日外国人のレンタカー利用(イメージ)
  • 訪日外国人のレンタカー利用(イメージ)
  • 外国人運転者によるレンタカーの交通事故
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  • 交差点における右折時事故対策のイメージ
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訪日外国人のレンタカー事故はなぜ右折で起きるのか。北海道の調査では、外国人が運転するレンタカーの事故は「出会い頭」「右折時」「正面衝突」の割合が高く、正面衝突は交通事故全体の3倍を超えた。

背景には左側通行や一時停止など、日本独自の交通環境への不慣れがある。国土交通省は2026年、ドライバーへの注意喚起だけでなく、カラー舗装やラバーポールなど道路側から事故を防ぐ対策に乗り出した。

◆外国人レンタカー事故、5年で約4.5倍

訪日外国人旅行者の回復に伴い、外国人が運転するレンタカーの事故が増えている。

国交省によると、国際運転免許証または外国免許を持つ外国人運転者がレンタカーを運転して起こした交通事故は、2020年の47件から2025年には212件へ増加した。5年間で約4.5倍になった。ただし、警察の交通事故統計には「訪日外国人旅行者」という区分がない。この212件は、日本国籍以外で国際免許または外国免許を持つ人がレンタカーを運転し、第1当事者となった事故を集計したものだ。

新型コロナウイルス感染症拡大前にも事故は増加していた。警察庁が2023年に国会で示した数字によると、2013年の53件から2017年には188件に増え、2019年には208件となっていた。

北海道でも外国人旅行者によるレンタカー利用が増えている。北海道運輸局によると、2024年度の外国人へのレンタカー貸渡実績は約14万件で、前年比約1.4倍だった。2026年7月には、外国人旅行者が運転するレンタカーによる死亡事故を含む重大事故が相次いだという。

交差点における右折時事故対策のイメージ

◆正面衝突は3倍超、右折事故も約2倍

では、外国人ドライバーはどのような事故を起こしているのか。

北海道開発局などがまとめた外国人レンタカー事故42件(2015年)の分析では、最も多かったのが「出会い頭」で33%だった。北海道の交通事故全体では18%で、外国人レンタカーでは約1.8倍の割合だった。「右折時」は19%で、全体の10%に対して約1.9倍。「正面衝突」は17%で、全体の5%に対して約3.4倍だった。

いっぽう、一般的な交通事故で多い「追突」は、事故全体では45%を占めるのに対し、外国人レンタカーでは21%だった。外国人レンタカーでは追突よりも、交差点での出会い頭や右折、正面衝突の割合が相対的に高いことになる。同じ分析では、法令違反についても「一時不停止」「信号無視」の割合が高いとしている。

なお、この分析は外国人レンタカー事故42件という限られた事例に基づく参考値であり、現在の全国の外国人旅行者による事故割合を示したものではない。

《高木啓》

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