レイズ「VOUGE」はなぜ15年も色あせない? マットスーパーダークガンメタで際立つ複雑造形の秘密

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RAYS VERSUS VOUGE AZZ × TOYOTA VOXY
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  • RAYS VERSUS VOUGE AZZ × HONDA CR-V
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レイズが展開するベルサスブランドの中核モデル「VOUGE(ヴォウジェ)」。デビュー以来変わらないデザインで支持を集めるロングセラーだ。今回はマットスーパーダークガンメタを採用した派生モデルに注目する。

◆レイズ・ベルサスVOUGEは2011年登場のロングセラーホイール

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ベルサスのメインストリームを担うVOUGE(ヴォウジェ)は2011年に登場したロングセラーモデルだ。初代から基本デザインを大きく変えることなく、それでいて今も新鮮さを失っていない理由は、高度に練り上げられた独特の造形にある。

そんなヴォウジェはバリエーションモデルが豊富なのも魅力だ。これまでも多彩なカラーリングを備えた限定モデルを送り出し、時代のトレンドに合わせたコーディネートを提案してきた。基本デザインを変えず、カラーや表面処理によって新しい表情を見せ続けてきた点もヴォウジェらしいところだ。

◆Craft Collection VOUGE LIMITEDの新色はマットスーパーダークガンメタ

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数多くの限定・派生モデルを生み出してきたヴォウジェ。その中でも注目したいのが「Craft Collection VOUGE LIMITED」に設定されたマットスーパーダークガンメタだ。

これまでヴォウジェにはクロモイタリアーノやクロモイブリードと呼ばれる輝きを強調したカラーをはじめ、グロッシーブラック、グラスブラック、スモーククリアなど多彩なカラーリングが用意されてきた。そのラインアップの中でも異なる個性を放つのがマットスーパーダークガンメタだ。

近年のホイールではブラック系カラーが定番となっているが、このモデルはマット仕上げとダークガンメタを組み合わせているのがポイント。その狙いはヴォウジェ最大の特徴である複雑な造形を、より鮮明に見せることにある。

クローム系やグロス系、切削を取り入れた表面処理では光の反射や切削面のきらびやかさに目を奪われやすい。一方、マットスーパーダークガンメタは光沢を抑えることでスポークのひねりや鋭いエッジ、段差、滑らかなラウンド形状といった細部の造形が際立つ。まさに“造形フェチ”にも響くカラーリングと言って良いだろう。

◆カラーが変わるだけで表情を一変させるVOUGEの複雑な造形

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そもそもヴォウジェに多くの派生モデルが存在する理由は、その複雑で作り込まれたデザインにあるのではないだろうか。

さまざまな角度や面を持つスポークデザインはカラーリングによって光の受け方や陰影が変化し、ホイール全体の表情を大きく変える。つまりカラーを変えるだけで、同じ基本デザインを持ちながら別のホイールのような個性を引き出せるのだ。

ヴォウジェが長年にわたり複数のカラーを用いた派生モデルを送り出してきた背景には、このデザインならではの懐の深さがある。

◆ヴォクシーやCR-Vにも映えるマットスーパーダークガンメタ

RAYS VERSUS VOUGE AZZ × HONDA CR-VRAYS VERSUS VOUGE AZZ × HONDA CR-V

マットスーパーダークガンメタをまとったCraft Collection VOUGE LIMITEDは幅広い車種へのマッチングが考えられる。その一例がミドルサイズミニバンのトヨタ・ヴォクシーだ。

ヴォクシーは純正でもクローム系パーツを多用し、純正オプションホイールにもきらびやかなコーディネートが施されている。そこへあえて光沢を抑えたダークガンメタのヴォウジェを組み合わせることで、純正とは異なる落ち着きと上質感を演出できる。

ホンダ・CR-Vでは鮮烈なレッドのボディカラーとの組み合わせも印象的だ。華やかなレッドに対してマットスーパーダークガンメタを合わせることで明確なコントラストが生まれる。それでいてホイール自体の上質な造形によって派手になりすぎず、落ち着きのある大人のSUVスタイルに仕上げられる。

◆15本スポークに隠されたVOUGEならではのデザイン

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ここでヴォウジェの基本デザインもあらためて見ていこう。最大の特徴となるスポークは複数の面を組み合わせた複雑な造形を持つ。

15本のスポークをよく見ると、V形状の2本とその間に配置されたI形状の1本、計3本がひとつのまとまりとしてデザインされている。15本を単純に均等配置するのではなく、2種類のスポークを組み合わせてリズムを生み出しているのがヴォウジェ独自のデザインだ。

細部にもさまざまな工夫が盛り込まれている。そのひとつがV形状スポークの両側に配置されたサポートスポークだ。V形状スポークに沿ってテーパー状のスリットを作り出し、空間を生かした抜け感を与えている。

サポートスポークのトップ面は限りなく細く尖らせ、シャープな印象を強調。一方で奥側にはしっかりと幅を持たせているため、単なる装飾ではなくスポークとしての役割も担っている。

V形状と対になるI形状スポークはトップ面をエッジの効いた平面形状とし、リムへつながる部分には両側にアールを設けて立体的に仕上げている。

さらにI形状スポークの背面には大きな肉抜き処理が施され、断面はコの字型となっている。強度に配慮しながら軽量化も狙った構造で、デザイン性だけでなくホイールとしての機能性も追求していることがわかる。

◆光と陰影で立体感を引き出すVOUGEならではのディテール

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鋭角的なエッジ、ヒレを思わせるフィン形状、柔らかくラウンドする面など、ひとつのホイールにさまざまな表情を盛り込んでいるのがヴォウジェの大きな魅力だ。

複数の角度を持つ面によって光を受ける場所が絶えず変化し、見る角度や周囲の明るさによって異なるハイライトが生まれる。そのため停車時でも立体感を感じさせ、ホイールそのものの存在感を強くアピールできる。

スポークのサイド面にロゴを刻んでいるのも特徴的だ。ブランド名やモデル名を大きく主張するのではなく、造形を主体にしながらさりげなくロゴを配置することで上質な雰囲気を保っている。

センターキャップには立体的に浮かび上がるロゴを配置。大きすぎず小さすぎないサイズとし、ホイール全体とのバランスも整えている。センターパートは5つのV形状スポークが中心へ向かって伸び、その間にナットホールを配置することで5穴ホイールとしての構造までデザインの一部として成立させている。

◆マットカラーだからこそ際立つベルサスVOUGEの造形美

RAYS VERSUS VOUGE AZZRAYS VERSUS VOUGE AZZ

ドレッシーでゴージャスな世界観を持つベルサス。その中核モデルであるヴォウジェに用意されたCraft Collection VOUGE LIMITEDのマットスーパーダークガンメタは、従来とはひと味違う魅力を引き出すモデルとなった。

光沢を抑えたカラーだからこそ、スポークのエッジや段差、ラウンド形状といったヴォウジェ本来の造形美が際立つ。派手な輝きではなくデザインそのものをじっくり楽しみたいユーザーにとって、愛車の足もとを印象的に仕上げる有力な選択肢となるだろう。

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《土田康弘》

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