AIおよびテクノロジー変革ソリューションを手がけるUSTは、アウディグループからイタルデザインの過半数株式の取得を完了したと発表した。
自動車業界がソフトウェア定義型・AI対応・コネクテッド車両へと急速に移行するなか、今回の買収によりイタルデザインが持つ世界的に著名なデザインおよびエンジニアリングの実績と、USTが強みとする自動車エンジニアリング、AI、ソフトウェア定義車両(SDV)、デジタルエコシステム設計の能力が統合される。
両社は、次世代モビリティの複雑化する課題に対応するため、コンセプトから量産までのイノベーションを加速させるとしている。
USTの最高財務責任者(CFO)であるビジェイ・パドマナバン氏は「イタルデザインへの投資は、その能力だけが目的ではない。人材、歴史、そして大胆なアイデアを世界水準の製品に変える卓越した評判があるからだ」と述べた。
USTの最高執行責任者(COO)であるギルロイ・マシュー氏は「顧客はデザイン、エンジニアリング、ソフトウェア、AIをつなぐパートナーを必要としている。イタルデザインとともに、コンセプトから量産までのスピードを高めながら、優れた製品を定義する創造性とエンジニアリングの卓越性を守っていく」と語った。
イタルデザインの最高経営責任者(CEO)アントニオ・カス氏は「約60年の経験と自動車業界における独自の信頼性をこのパートナーシップに持ち込む。イタルデザインとしての価値観と独自の強みを維持しながら、USTのグローバルな規模、デジタルエンジニアリング、AI能力、顧客ネットワークを活用していく」とコメントした。
イタルデザインは1300人以上のプロフェッショナルを擁し、世界10カ所に拠点を持つ。自動車のコンセプトデザインから限定生産まで一貫したサービスを提供するほか、航空宇宙やロボティクスなど高度なイノベーション分野にも事業を拡大している。
一方のUSTは1999年創業で、30カ国以上に3万人以上の従業員を持つグローバル企業だ。



