旭化成、炭酸リチウムを使ったLiプレドープ技術を開発…EV向けLIBの高エネルギー密度化に貢献

高エネルギー密度LIBが求められるEV・ヒューマノイドロボット用途
  • 高エネルギー密度LIBが求められるEV・ヒューマノイドロボット用途
  • 新技術のイメージ図
  • この技術を、高比率Si系負極を用いた次世代LIBに適用した場合の効果

旭化成は、炭酸リチウムを活用したリチウムイオン電池(LIB)向けのリチウム(Li)プレドープ技術を開発したと発表した。

この技術は、シリコン(Si)系負極などを用いたLIBにおける初回充電時の「不可逆容量」の課題を解決するものだ。不可逆容量とは、初回充電時に負極表面の被膜形成などに消費され、その後の放電で正極側へ戻らなくなる容量のことで、これが大きいほど実際に使える電池容量が低下する。

■開発の背景

近年、電気自動車(EV)やヒューマノイドロボットなど、LIBの用途拡大が見込まれる分野では、さらなる高エネルギー密度化が求められている。Si系負極材料は高容量化に有効だが、従来の黒鉛負極と比べて初回充電時の不可逆容量が大きいという課題があった。

《森脇稔》

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