トヨタ・モビリティ基金とあいおいニッセイ同和損害保険、スズキは企業の枠組みを超えた交通事故死傷者ゼロに向けた取り組み「タテシナ会議」の「高齢者安全運転支援」分科会の活動として、地域の交通危険ポイントを示した「交通安全マップ」を静岡県磐田市に贈呈した。
この交通安全マップは、同分科会が磐田市と5月30日に締結した協定にもとづき、高齢ドライバーの安全運転継続を支援する仕組みづくりを目指して、磐田市と取り組む「日常運転の振り返り活動」の一環として作成したものだ。
9月に開始された活動では、市内豊岡地区の高齢ドライバー約100名の自家用車に、車の挙動を測定する車載器である「ADテレマティクスタグ」を設置して走行データを収集。走行ごとの急ブレーキや速度超過の発生状況など個人の運転改善に活かしてもらう情報を、スマートフォンアプリ「Visual Drive」を通じて地域のドライバーに提供した。さらに、急ブレーキ多発地点などの地域の危険ポイントを表示する「交通安全マップ」を作成した。
また12月には、参加者が感想や気づきを共有し、今後の安全運転のための意見交換を行うと同時に、「交通安全マップ」を確認し、地域の危険ポイントについて話し合う「茶話会」を開催した。
引き続き、日常運転の振り返りと安全運転の継続を支援する仕組みづくりや、安全運転への関心醸成を目指して、磐田市とともに取り組みを行っていく。
タテシナ会議は、毎年交通安全に祈りを捧げる蓼科山聖光寺(長野県茅野市)の夏季大祭において自動車や関係する業界のトップ役員が一堂に会することを受け2019年に、交通事故死傷者ゼロの実現に向けて思いを共有し、協働するための議論の場として初開催された。2023年7月の第2回開催時には、交通安全への想いと交通事故死傷者ゼロに向けた取り組みをさらに実効性のある活動にしていくための5つの「分科会」も発足した。
分科会では、児童や高齢者など交通弱者への支援や自転車・二輪車が絡む事故、海外での事故などの課題に焦点を当て活動している。発足以来、「交通事故死傷者ゼロの実現時期を少しでも早めること」を目標に掲げ、現在までに44の企業から約200名が参画し、クルマ・人・交通インフラの三側面(「三位一体」)から、政府・自治体や関係機関とも連携を図り、活動を推進している。



