ヴァレオは、交通ソリューションの世界的プロバイダーのKapsch TrafficCoとの間で、リアルタイムで安全、シームレスかつ自動化された車車間・路車間(V2X)通行料金支払いソリューションの開発とデモンストレーションに向けた戦略的提携を発表した。
両社は2月2日から5日に米カリフォルニア州サクラメントで開催される5G Automotive Association(5GAA)の会合にて、この技術のライブデモンストレーションを実施する。
この提携は、ヴァレオが持つ先進運転支援システム(ADAS)、自動運転技術とセルラー車載ユニットに関する最先端の専門知識と、Kapschが持つ通行料金支払いと高度道路交通システム(ITS)における広範な経験を組み合わせたものだ。
統合されたこのソリューションにより、車両が料金所インフラと直接通信できるようになり、スムーズな通行料金の取引(フリクションレス・トランザクション)が可能になる。
デモンストレーションでは、ヴァレオのセルラーV2X(C-V2X)車載ユニットを搭載したヴァレオの自動運転車を使用する。車両が料金所に接近すると、直接通信のPC5ベースのSAE J3217メッセージ交換を通じて、Kapschのロードサイドユニットとセキュアな通行料金取引を自動的に開始する。
保護されたメッセージは車両と料金支払いプラットフォームの間で双方向にやり取りされ、そこで完全な通行料金取引記録としてまとめられ、商用処理のために確定される。取引全体はMicrosec提供のセキュリティ認証管理システムを使用して保護されており、データの完全性とプライバシーが保証される。
最新のSAE J3217規格に基づいたこのプロセスは、既存のRFIDやビデオシステムに加えてアクセシビリティと新たな取引の確実性を提供し、事業者のインフラコストを削減するとともに、ドライバーにストレスのない体験を提供する。
V2Xベースのアプローチは、現在のシステムに対して大きな利点を提供する。料金徴収機関にとっては、既存の道路にセキュアな接続性を付与することで運用コストを削減する、先進的な技術戦略となる。消費者にとっては、通行料金、支払い情報、および取引状況が車両のダッシュボード・ディスプレイに直接表示される、統一された相互運用可能なシステムとなる。



