中国EV「XPENG」、マレーシアで現地生産…2026年から量産へ

XPENGの新型電動SUV『G7』
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中国のEVメーカーXPENG(シャオペン、小鵬汽車)は、マレーシアの製造グループEP Manufacturing Berhad(EPMB)と戦略的パートナーシップを締結し、マレーシアのマラッカで現地生産を開始すると発表した。

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2026年に量産を開始する予定で、XPENGにとってグローバルで3拠点目、アジア太平洋地域では2拠点目となる生産プロジェクトとなる。

インドネシアとオーストリアに続く新施設は、XPENGの欧州およびアジア太平洋市場における既存事業と相乗効果を生み出すよう設計されている。現地生産、販売、充電サービス、ユーザーオペレーションを包括する統合エコシステムを形成し、市場への深い浸透を加速させる狙いだ。

この提携により、XPENGはEPMBの豊富な現地製造の専門知識、実証済みの生産能力、深い市場知識を活用し、マレーシアおよびASEAN消費者のニーズに合わせた先進的なインテリジェントEVを生産する。現地生産により、地域市場への統合を深め、対応力を高め、競争力を強化できるとしている。

この協力関係は、マレーシア政府のグリーン経済ビジョンおよびハイエンド製造能力の開発と一致している。マレーシアの新エネルギー車産業エコシステムのアップグレードに貢献し、現地で熟練雇用機会を創出することが期待されている。

XPENGはグローバル展開を急速に拡大している。2025年1月から11月までの海外納車台数は3万9773台に達し、前年比95%増を記録した。販売およびサービスネットワークは現在、世界52カ国・地域に広がり、海外拠点は321カ所に上る。

EPMBは自動車製造とエンジニアリングを中核事業とする多角的投資持株グループである。国際的な自動車ブランドへのティア1サプライヤーとして40年以上の経験を持ち、成熟した品質管理システム、豊富な部品製造の専門知識、マラッカに検証済みの車両組立施設を有している。

《森脇稔》

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