スマートフォン向けカバーガラスを手がけるBiel Crystal(ビエル・クリスタル)は、ベトナム・ハイフォンに東南アジア初となる自動車部品の統合生産拠点を新設すると発表した。
同社が新たに開設する生産拠点には、地域初となる統合生産ラインが設置される。この生産ラインでは、自動車用カバー・ガラス(CG)とスマート・コックピット・ディスプレイ・モジュール全体の両方を同一施設内で製造可能となる。
ベトナムの生産ラインは既に、欧州、米国、日本、韓国の主要自動車メーカーからプロジェクト指定を獲得している。
2026年稼働予定のこの「CGからモジュールまで(CG-to-Module)」という生産体制は、スマート化が進む電気自動車に対する世界的な需要急増への直接的な対応だ。
この取り組みにより、ビエル・クリスタルは単なるサプライヤーではなく、業界進化における中核的パートナーとして位置づけられる。同社は東南アジアにおける自動車サプライチェーンの再定義を目指している。



