ダイハツ工業は11月12日、滋賀県竜王町と地域の福祉、環境、防災、まちづくりなどの課題解決に向けた協働・共創を促進する包括連携協定を締結したと発表した。
ダイハツは1974年に滋賀県竜王町にある竜王工場第1地区を開設し、1989年には第2地区も開設した。これまでに3500万基を超えるエンジンと約800万台の車両を生産しており、地域活性化や社会課題の解決に長年取り組んできた。
近年では、2016年に災害発生時の復旧・支援活動に関する災害支援協定を締結。2021年には竜王町が実施する「ダイハツ竜の子ファミリー車提供制度」に第2地区で生産する車両の提供を開始した。また、竜王町の「バイオマス産業都市構想」実現に向けて第1地区に設置したバイオガス実証プラントも本格稼働している。
竜王町は2025年に町制70周年、ダイハツは第1地区開設50周年、第2地区開設35周年を迎えたことを機に、両者の連携を強化するために今回の包括連携協定を締結した。これにより幅広い分野での連携が可能となり、8つの協定事項に基づき協働・共創の取り組みを推進し、地域活性化と住民サービスの向上を図る。
なおダイハツにとって生産拠点を置く自治体との包括連携協定は初めて。今後も竜王町とダイハツは協働・共創を通じて豊かな地域社会づくりを進めていく方針だ。



