NOKは11月6日、公益社団法人発明協会が主催する「2025年度関東地方発明表彰」において、「静岡県発明協会賞」と「発明奨励賞」の表彰を受けたと発表した。
「静岡県発明協会賞」は船外機の冷却水をエンジンに循環させるポンプ内の「インペラー」が受賞し、本賞初の快挙となった。一方「発明奨励賞」は、自動変速機などの油圧保持に用いられる「シールリング」が獲得した。
この表彰は科学技術の向上と地域産業の振興を目的に優れた発明を生み出した技術者や研究開発者を讃えるものだ。
NOKグループは界面制御技術を中心に製品の根幹となる技術開発に積極的に取り組み、2024年度末時点で国内外合わせて4601件の特許を保有している。今回の受賞は2024年度地方発明表彰における「日本弁理士会会長賞」や「発明奨励賞」5件に次ぐ成果だ。
同グループは、今後も独自技術の追求を続け、「Essential Core Manufacturing-社会に不可欠な中心領域を担うモノづくり」の実現を目指す、としている。
NOKグループは、15の国と地域で約3万8000人が基礎研究に基づいた製品開発と大量安定生産にあたっている。自動車や電子機器、医療機器、産業用ロボット、人工衛星など幅広い産業に技術と製品を供給している。





