東レ、LG化学にハンガリー合弁の全持分を売却へ…現地バッテリーセパレータ事業から撤退

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東レは、韓国のLG化学との間でハンガリーに設立したリチウムイオン電池用バッテリーセパレータフィルム製造・販売合弁会社「LG Toray Hungary Battery Separator Kft.」(LTHS)の東レ持分50%全てを、約300億円でLG化学に売却することに合意したと発表した。

LTHSは2022年6月に設立された持分比率50:50の合弁会社で、ハンガリーのニエルゲシュウーイファル市に本社を置く。東レは当初、持分のうち20%について2025年6月30日以降にLG化学に売却し、以降はLG化学が経営・事業の主体を担うことで合意していた。

しかし今回、合意済みの20%持分に加えて残りの30%持分についても売却することで合意した。これにより東レはハンガリーでのバッテリーセパレータ事業から完全に撤退することになる。


《森脇稔》

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