ZFは、電動パワートレイン技術部門の分離計画を撤回し、労使協定により事業再編を進めると発表した。
同社のマティアス・ミードライヒCEOは「この協定により業界で新たな道を切り開き、ZFにとってマイルストーンに到達した」と述べ、長期的な技術的リーダーとしての地位強化と競争力向上を目指すとした。
売上高と従業員数で同社最大の電動パワートレイン技術部門について、全体の分離は追求せず、既存製品の競争力回復に向けた事業再編を実施する。オンボード充電器、DCコンバーター、電動ビームアクスルの開発は中止する一方、熱管理システム「TherMaS」や8HP evo プラグインハイブリッドトランスミッションなど革新的製品の開発は継続する。