フォーミュラE、女性ドライバー支援を強化…走行時間倍増の公式テストを10月開催へ

女性ドライバーだけが参加のフォーミュラEの「オールウーマンテスト」
  • 女性ドライバーだけが参加のフォーミュラEの「オールウーマンテスト」

ABB FIAフォーミュラE世界選手権は、2025/26年シーズン開幕に向けた公式プレシーズンテストの一環として、女性ドライバーだけが参加の「オールウーマンテスト」を10月31日にスペイン・バレンシアで開催すると発表した。

昨年、シーズン11開幕前に世界初の取り組みとして歴史的なデビューを果たした「オールウーマンテスト」は、今回さらに進化して実施される。最大20名の女性トップドライバーに対して、前回の倍となる走行時間を用意し、全10チームが参加する。各ドライバーは、公式フォーミュラEドライバーが実際に使用している現行のGEN3 Evoマシンに乗り、チャンピオンシップと同じチーム体制によるサポートを受ける形で走行に臨む。

この取り組みは、フォーミュラEとFIAが、モータースポーツにおける多様性と公平性を向上するために、長期的に取り組んでいく強い意思を示している。


《森脇稔》

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