原点は『356』、ポルシェがIAA参加70周年…歴史的な10の瞬間と未来への展望

ポルシェ356(1950年)
  • ポルシェ356(1950年)
  • ポルシェ901(1963年)
  • ポルシェ911タルガ(1965年)
  • ポルシェ911RSRターボ・コンセプト(1973年)
  • ポルシェ911ターボ3.3 4x4 Cabriolet(1981年)
  • ポルシェ959(1985年)
  • ポルシェ996型911(1997年)
  • ポルシェ・ケイマンS(2005年)

ポルシェは9月8日の「IAAモビリティ2025」の開幕に先駆けて、過去のIAAで画期的な新型車をワールドプレミアしてきたことをアピールしている。ポルシェは1950年にドイツのIAAモーターショーに初出展し、初のドイツ生産モデルである『356』を披露した。

【画像】ポルシェのIAAでの歴史的10台

356は軽量設計、スポーティさ、日常使いの利便性を兼ね備え、ブランドのDNAを築いた。1963年には356の後継モデルとして『901』が発表され、後に『911』と改名されてブランドの象徴となった。1965年には世界初の安全性を考慮したオープントップモデル、『911タルガ』を発表し、米国の安全規制に対応したロールバーと着脱式ルーフを特徴とした。

1973年にはレーシング用コンセプトカー『911 RSRターボ』が登場し、ターボ技術を911に初導入。1981年には4輪駆動の『911ターボ3.3 4x4カブリオレ』のコンセプトと新型ポルシェ『944』を発表し、944はトランスアクスル設計とバランスの良い走行性能で新たな顧客層を獲得した。


《森脇稔》

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