マツダが組織改革、全社横断AI活用専任組織「MAXプロジェクト室」新設

マツダ本社(広島)
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マツダは9月1日、組織改革を実施したと発表した。

経営戦略領域では、全社横断のAI活用専任組織として「MAXプロジェクト室」を新設する。MAXは「Mazda AI Transformation」の略称で、AI・データ基盤と経営ダッシュボードの構築を通じて全社の抜本的な業務変革を推進する。これにより業務スピードを倍速にし、生産性を劇的に向上させ、不確実性の高い環境下でも持続的な成長を実現する狙いだ。

生産管理・物流領域では、サプライチェーンの強靭化を目的とした組織再編を行う。車両物流部、調達物流部、CS部品部の一部機能を統合し「サプライチェーン統括部」を新設する。

同時に、調達物流部とCS部品部の一部機能を集約して生産管理部を再編するほか、物流管理部と物流技術部を新設する。これらの再編により、車両物流部、調達物流部、CS部品部は廃止される。

各部で重複している業務を集約して徹底した効率化を行い、そのリソースを企画業務へシフトする体制を構築する。物流を取り巻く法規制や地政学リスクなどの外部環境変化への対応を加速させ、サプライチェーン全体での改革を推進していく。

《森脇稔》

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