ヒョンデの高級車ブランドのジェネシスが、韓国市場限定で展開していた「プレステージブラック」を、2026年モデルから米国とカナダ市場に導入する。
対象車種は『G80』エグゼクティブセダン、『G90』フラッグシップセダン、『GV80 SUV』、『GV80クーペ』の4モデルとなる。
プレステージブラックは、フロントバンパー、ラジエーターグリル、ジェネシスエンブレム、デイライトオープニングモールディング、リアバンパー、ヘッドランプベゼルなどをブラックアウトした統一感のあるモノクロームデザインが特徴だ。先進運転支援システム(ADAS)のレーダーカバーにも専用のダークパターンを採用している。

外装色は2色を用意する。「ヴィークブラック」は、アイスランド南部の火山ビーチからインスピレーションを得た純粋な黒色で、「ブラックダイヤモンドパール」と呼ばれる粒子により鮮やかな輝きを演出する。「ウユニホワイト」は、ボリビアの広大な塩湖をイメージした真珠のような白色となっている。両色ともモデルに応じて20インチから22インチの専用オールブラックアルミホイールを装着する。
内装では、「オブシディアンブラックモノトーン」インテリアを採用し、フロントセンターコンソール、ダッシュボード、アッパードアパネルには専用の「ブラックアッシュ」オープンポア木目を使用する。ドアハンドルやマルチメディアダイヤル、HVAC操作部、ステアリングホイールボタンなどのタッチポイントにも洗練されたブラック仕上げを施し、上質なキャビン体験を追求する。

ジェネシスは、この独特なデザイン要素と市場特有の改良により、プレステージブラックがジェネシス デザインに内在するダイナミズムとエレガンスを引き出す、純粋な黒の形を通じて高められた美学を体験する魅力的な新しい方法を提供する、としている。