モータースポーツ界で30年にわたり成功を収めてきたイタリアのJASモータースポーツが、同社初となる自社ブランドの高性能ロードカーを生産すると発表した。
このプロジェクトにおいて、JASモータースポーツは伝説的なデザインハウスであるピニンファリーナと協業する。両社は過去の象徴的なスポーツカーを現代的に再解釈し、自動車愛好家やコレクターに向けて販売する計画だ。
車両のデザインはピニンファリーナが担当。最新の自動車技術を取り入れたプラットフォームをベースに、JASモータースポーツがイタリア・ミラノのアルルーノ本社で製造を行う。このモデルは、極めて少数の限定生産となる予定だ。
この協業により生み出されるスポーツカーは、オリジナルの持つ特徴的な外観を尊重しつつ、現代的なスタイリングが与えられる。最先端の製造技術を用いたシャシーが、没入感のあるドライビングとダイナミズムを実現するという。
プロジェクトに関するさらなる詳細は、2026年前半に予定されている正式発表に向けて、段階的に公開される見込みだ。
JASモータースポーツは1995年の設立以来、ツーリングカーやGTレース、ラリーなど幅広いカテゴリーで競技車両を開発してきた。ホンダのテクニカルパートナーとして25年以上の歴史を持ち、世界中で900以上のレースおよびラリーでの勝利実績を誇る。