オートバイ小説の第一人者・片岡義男の「道」エッセイ集刊行

『あの道がそう言った 片岡義男ロード・エッセイ 50年の軌跡』定価1980円(税込)、四六判280ページ
  • 『あの道がそう言った 片岡義男ロード・エッセイ 50年の軌跡』定価1980円(税込)、四六判280ページ

JAFメディアワークスは、オートバイ小説の第一人者である片岡義男の初となる「道」をテーマにしたエッセイ集『あの道がそう言った 片岡義男ロード・エッセイ 50年の軌跡』を7月14日に発売した。

JAF(日本自動車連盟)の機関誌『JAF Mate』で連載した同名エッセイを含む12作品に加えて、片岡義男の50年にわたる執筆活動の中から「道」にまつわる作品を厳選して収録。全4章61話の珠玉のエッセイ集として構成されている。

片岡義男は1939年東京生まれ。1974年『白い波の荒野へ』でデビューし、1975年『スローなブギにしてくれ』で野性時代新人文学賞を受賞した。オートバイ小説の第一人者であるとともに、サーフィン、アメリカン・カルチャー、グッズ、語学、政治にいたるまで幅広いテーマで多くの作品を世に送り出し、1980年代の若者に多大な影響を与えた。

本書では、若き日の片岡義男が歩いた東京を追想する「追憶の地図の上を歩く」、広大な北米大陸を自動車で駆け抜ける「USハイウェイ」、オートバイ乗りだけが共有する特別な世界観を綴った「オートバイ・ライダー」のほか、『幸せは白いTシャツ』『湾岸道路』といった名作が生まれた背景を語る「片岡義男の回顧録」などを収録している。

車で、オートバイで、徒歩で、それぞれの移動手段でしか味わえない旅の醍醐味を、片岡義男がドライに描き出す。1980年代という刺激的な時代に、片岡義男を通じてアメリカを知り、オートバイを知った往年のファンはもちろん、旅の醍醐味を知るという点では、初めて片岡義男の世界に触れる若い世代の人たちも楽しめる内容となっている。

定価1980円(税込)、四六判280ページ。

《レスポンス編集部》

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