カワサキモーターズは5月29日、カワサキ『W230』と同『メグロS1』の計6148台のリコールを国土交通省に届け出た。走行中にエンジンが停止するおそれがある。
今回のリコールは、フレームに取り付けられた電気装置のアース回路に問題があることが原因だ。エンジン固定部の塗装指示が基準に適合していない状態にあるため、バッテリーマイナスとの電気的接続が不安定になる車両がある。
この不具合により、そのまま使用を続けると各種電気装置への通電が途絶え、最悪の場合は走行中にエンジンが停止するおそれがある。
対象車両は、2024年11月5日から25年5月9日までに製作されたW230とメグロS1。
改善措置として、全車両でバッテリーとエンジンを接続するハーネスを、バッテリーとエンジンおよびフレームを接続するハーネスに交換し、アースボルトで締め付ける。
現在のところ不具合の発生は4件、この不具合による事故の報告はない。