電気・水素・ディーゼルの全トラック&バスに対応、独MANが世界物流センターを大幅拡張

MANトラック&バスがドイツ・ザルツギッターの世界物流センターの拡張工事を完了
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フォルクスワーゲングループ傘下のMANトラック&バスは、ドイツ・ザルツギッターにある世界物流センターの拡張工事を完了した。1年の工期で計画通り新たな建設フェーズを終え、ゼロエミッション技術への対応を強化する。

この物流センターからは、トラック、バス、バン、エンジン向けの部品が世界中の顧客や整備工場に供給される。今回の拡張により、急速に成長する電動モビリティ分野の製品ポートフォリオに最適な対応が可能となる。

ゼロエミッション技術の拡大に伴い、今後数年間でバッテリーなど電動モビリティ専用部品を最大1万2000点ザルツギッターに在庫する計画だ。すでにドイツとヨーロッパではMANの電気トラック数百台が走行しており、累計走行距離は200万kmを超えている。また、世界中で2000台以上の完全電動バスが稼働中だ。MANは2030年までに新規納入車両の約50%を電気駆動にする目標を掲げている。


《森脇稔》

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